昨日の大発会(新年最初の相場)、お疲れさまでした。ご祝儀相場のなか、僕はデイトレで一撃15万の負けをくらいました(泣)
デイトレって、どんなふうに負けるの?
負ける人の特徴ってなに?
どうすればデイトレで勝てるようになる?
僕は投資歴10年です。
株に関してはまったくのシロウトではないですが、最近はじめたデイトレでカンタンに大負けしました。
そんな僕が解説します。
株のデイトレ初心者が大負けした理由
「ロスカット(損切り)」をうまくできなかったからです。
今回は、昨日の大負けを細かくふり返りながら、負けないようにするにはどうすればよいかを考えていきます。
どんなふうに負けたか
初心者にはなじみがない相場用語が出てくるかもですが、なんとなく読みとりつつ、慣れてください。
2022年1月4日(火)は大発会でした。
日経平均は力強くスタートして「ご祝儀相場ムード」、最後まで堅調に推移し、終値29,301.79円(+510.08)で引けてます。
僕は、デイトレを初めてまだ数ヶ月で、これまでの成績はプラマイゼロくらいです。
いつものように「レーザーテック(6920)」を、朝から監視していました。
日経と同くギャップアップして寄り付き、初動からぐんぐん上げていきました。板状況も特に異常もなく、たまに利確売りが出るものの、大口の買いが順調に入っていました。
さらにまとまった買いが入ったタイミングで、僕も100株成買いでエントリーしました。
すると、そこで少しもたついたあと、徐々に下げていきました。まあこれはこの銘柄の自然な動きで、ただの押し目と判断しました。
予想通り買値付近まで戻してきましたが、高値を超えられず、ズルズルと下がる展開に。
思えばここがロスカットを決めなければならないポイントでした。
しかし、朝からの大口の買いを見ていたので、反発はあると予測してホールド。みごとV字回復で戻ってきてくれました。これが二度目のロスカットチャンス。
ですが「V字回復するくらい今日は強い」と思い込み、高値抜けを期待してしまいました。
そのあと少しもみ合いながら、徐々にたれ下がっていき、気づけば長期線を割り込むデッドクロスが完成していました。長期線で反発できなかったこの時点が、ロスカットのラストチャンスでした。
日経は変わった様子がないのに、レーザーテックはするすると下がっていきます。このときすでに僕の思考は停止してました。
「これだけ勢いよく下がったのだから、どこかでリバウンドするだろう。その時に売ろう。」こんな考えでした。
しかし望んでいたようなリバウンドは見られず、休みなく下げ続けていきました。板を見れば資金が逃げ出しているのが分かりますが、今までデイトレで抱えたことない含み損にただオロオロするだけ。
その後、いったん下げ止まって、ヨコヨコしました。前場終了まぎわに、降りてきた中期線にタッチしました。
「中期線を突き抜けてあがっていかないようなら、損切りだ」そう決めました。遅すぎる決断です。
けっきょく力なくはね返されたので、ロスカットし、15万円の損を確定させました。。
後場も引けまでいいところなく下げていったので、長引けばその分だけ損をする相場でした。
でっかい「おとし玉」を相場にあげてしまいました。。
負ける人の特徴3つとは
すべて、デイトレを始める前に「知識」としては知っていることばかりです。
ですが、初心者は必ずやってしまいます。
特徴①:ロスカットできない、遅い
前述した僕のトレードが「教科書どおり」の初心者の負け方です。
とにかくロスカットが遅いです。
そして、たいがい1回目のロスカットポイントをスルーすると、完全にヤケドするまで含み損を抱えます。
どうしてこうなるかというと、ある意味あたり前なんです。
じつは、1回目にロスカットできないというのは「心の弱さ」なのです。
1回目でできなかった人が、さらに含み損を抱えた状態になったときに、いさぎよい決断をできるわけがないのです。
そうして手遅れになるまで「お祈り投資法」で乗り切ろうとします。
たまにそれで助かることもあるのがやっかいなところで、それを経験すると、「今回も大丈夫」と思ってしまい、サイアクなときに逃げられません。
特徴②:コツコツドカン
コツコツ少ない利益を積み上げてきたのに、ドカンと一回の損失ではき出す。
これも負ける人の特徴で、僕自身これを繰り返してきました。
どうやらこれは、人間の脳のしくみ上、そうなってしまうらしいです。
人は含み益が出ると、それを少しでも減らすことが損失だと思うらしいです。その損失回避の行動が細かく早い利確につながります。
いっぽうで、含み損は大きくなるほどに心理的苦痛に鈍感になるため、最初のいたみを過ぎてからはどうでも良くなり、大きく遅いロスカットとなってしまうのです。
特徴③:マイルールがない
たいていの場合、初心者は大負けするまで「ルールの必要性」を感じません。
僕がそうだったんですが、マイルールはあってもざっくりとしていて、守ったり守らなかったりです。
もし機械的に「一回目に戻ってきたときに高値を超えられなかったら撤退」というルール通りに行動していれば、ここまで大負けすることにはなりませんでした。。
負けないために、なにが必要か
負け方を学ぶ
初心者は、最初に「勝ち方」を知りたがります。
ですが、負けずに勝ちつづける人はいないので、負けたときの損失をどれだけ抑えられるかがカギとなります。
つまりドカンをなるべく小さくしていく作業ですね。
じつは、このような「負け方」を学ばないかぎり、いくら勝っても利益が増えません。
人間の本能的行動を知る
先ほど「プロスペクト理論」で触れたように、ふつうの人間が本能的にしてしまう行動を知ることが大事です。
そして多くの場合、本能と逆に動くほうが勝ちにつながりやすくなります。
これだけ偉そうに言っておいて、僕は昨日まで、「知識」はあったのに「行動」はできていない状態でした。猛省しつつ、またがんばります。
あなたには、もっと早く気づいて「行動」までできるようになって欲しくて、この記事を書きました。いっしょに成長していきましょう!
まとめ
- ロスカットが遅い
- コツコツドカンをしてしまう
- マイルールが徹底できない
- 大負けしないためには、「負け方」と「人間の本能的行動」を知って行動する
ちなみに、株式投資自体がはじめての人には、基本的にデイトレをオススメしてません。
初心者向けに書いた記事があるので、よかったら下に貼った記事も読んでみてください。
以上です。ありがとうございました!